中野鍼灸院では痛みを出している凝り固まった筋肉などに直接アプローチし、鍼を打っていきます。
固まった筋肉に鍼を当てるとズーンと重だるい「ひびき(響き)」を感じます。これが、中野鍼灸院の鍼治療の特徴で、この「ひびき」を狙って治療をすすめます。
そうすることで、筋肉がゆるみ、血流が改善され、溜まっている老廃物が流れていきます。
ところが、健康なところに鍼をしても「ひびき」を感じる事はなく、鍼を刺されている感じもしません。この「ひびき」は鍼治療特有の感覚で「痛み」とは異なり、マッサージで気になるところを押された感覚に近いものです。
なぜ、このような治療をするのかと言いますと、直接患部に刺激できることが鍼治療の大きな利点の一つであり、痛みやコリの治療にはとても効果的であるからです。
そして、痛みやコリを根本的に改善していくには身体の外から直接刺激を与えることが不可欠だと考えています。
痛みを再発させないためには、患部を治療するだけでなく、患部が悪くなった原因を見つけ、今までと同じ負担がかからないように原因を改善しなければなりません。
長年の何気ない習慣や癖が原因になっていることが少なくありません。
しかし、仕事で同じ作業を繰り返す、同じ姿勢が続く、スポーツの練習など、避けることができない身体への負担というのは往々にしてあることです。いわゆる職業病などです。
このような場合には、痛みが出たとしても最小限にとどめ、「痛みのコントロール」をすることが大変重要でると考えています。
これを可能にするには、患者さん自身で身体に起こっている状況を理解していただく事が必要です。
丁寧に説明、アドバイスをさせていただきますので、生活スタイルに合わせた対処方法を一緒に考えていきましょう。
鍼治療には薬を服用した時のような副作用はありませんが、治療後に好転反応である「瞑眩(めんげん)」という反応が起こることがあります。
鍼治療では、まれに毛細血管が傷つき、内出血を起こすことがあります。
通常は血管が鍼を避けてくれるため傷つくことはありません。
しかし、血流の悪いところでは毛細血管内の酸素・栄養が不足するため血管がもろくなり鍼を避けることができなくなっています。
鍼は大変細いものですがそれでも傷つくことがあります。傷つくと皮下組織に血液が流れ出て「内出血(アザ)」ができてしまいます。
毛細血管に全く触れることなく治療はできませんので、完全に内出血を防ぐことはできませんが、出来る限り注意をしながら治療を行います。
また、内出血は早くて2~3日、遅くても2週間程で自然に消えるものなのでご安心ください。
注射の後は入浴を控えるようにと注意されますが、鍼の場合は鍼が細く、鍼先も丸く加工してあり皮膚の損傷がほとんどない為、治療をした日でも入浴していただけます。
中野鍼灸院では感染症対策の一環として、全て滅菌された(エチレンオキサイドガス処理)使い捨ての鍼しか使用しません。また、治療中に鍼を置く鍼皿も使い捨ての製品を使用しておりますので、ご安心ください。
鍼は直径が0.14~0.25mmの鍼を主に使います。その鍼先は注射針の様に鋭利ではなく、特殊な加工がされて丸みを帯びた形をしているため、身体に入っていく際の皮膚組織へのダメージが少ないです。
そのお陰で、注射の時のような痛みはありませんし、出血もほとんどありません。